うなぎはこれ読めばOK?!ウナギに特化した本3選

アクアカルチャー関連本

ハロー、エッゲルでございます

いま、ウナギはトレンド中のトレンドなんですよ

ウナギは誰でも知ってますよね。魚に興味のない人でも、ウナギはみんなあたりまえのように知っている。それくらい日本人の文化に深く関わりを持っているのがウナギでございます

ウナギは謎の多い魚でもありました。それが21世紀に入ってからは、完全養殖に成功し、産卵場が特定され、雄になる養殖ウナギを雌にすることに成功するなど、ニホンウナギの科学が飛躍的に進歩を続けています

なので、ウナギはトレンド中のトレンドなんですよ

ウナギを自宅で飼育し、毎年のふるさと納税はウナギのかば焼き、大学の卒論はウナギの腸を調べ、水族館では地味なウナギ水槽に長時間張り付いて周囲の人からドン引きされるウナギ好きの私から、ニホンウナギに特化した本を3つご紹介します

ちょっとニホンウナギのこと知りたいけど、ネットは偽情報のリスクがあるので本がいいなとか。ニホンウナギって資源が減って値段が高騰しているって聞くけど、科学的にどうなの?などなど、ニホンウナギの情報を自分であちこち収集するのがめんどくさい人へもおすすめです

ウナギの辞書か?多数の研究者が執筆に参加。網羅された情報が1冊に凝縮「ウナギの科学」 塚本勝巳(編著)


同じ題名で著者の異なる本がありますので、ご注意ください。お値段は決してお安いものではありませんが、中身を読めばお値段納得の1冊です

39名もの専門家が各々の項目を担当しているので、すべてがとっても内容の深い内容に仕上がっています。出版は2019年なので、専門書としての情報はあたらしく、最先端のものが多く含まれていると思われます

塚本氏は、この1冊でウナギの現在の全体像がわかることを狙いとしているとのことなので、「これさえあれば」って思わせてくれるかもしれませんよ

デメリット:お値段がそれなりに高い。専門的で奥深い内容故に、水産に関する知識ゼロの人はとっつきにくいかもしれない。専門書を読み慣れていない人は読みにくいかも

メリット:ニホンウナギに関する情報がこれ1冊に網羅されている。39名もの専門家の情報が凝縮されているので、内容の濃い本に仕上がっている。ネットのような偽情報のリスクがない。最先端の情報が満載ですべてが価値ある情報。本の内容はニホンウナギのことを語るのにエビデンスとして引用できる。興味のある項目だけつまんで読んでも十分にウナギを知れる。ウナギの辞書のような本

ニホンウナギの産卵場はこんなにも苦労を重ねて発見されたものだった「世界で一番詳しい ウナギの話」 塚本勝巳著


こちらも塚本勝巳氏の本。ニホンウナギに興味のある人は塚本氏をみなさんご存知かと思いますけど。フィリピン海溝のスルガ海山付近で産卵直後のニホンウナギの卵を発見するまでの経緯の詳細が書いてあります。仮説と検証、時に博打のような決断。いかに苦労されて卵の発見に至ったのかを感じさせてくれる1冊です

デメリット:ウナギの本というだけでも専門的ですけど、さらにニホンウナギの産卵場の研究は、かなりマニアックな内容かもしれません。魚に興味のない人へ本のことを話してもマニアック過ぎて「あ~そ~、へ~」の反応が返ってきます

メリット:ニホンウナギの産卵場の発見は世界的な大発見であること間違いありません。そんな偉業の経緯を知れるということは大変価値があり、自分に取り入れる知識として役に立つ1冊です。私は、「科学者の思考回路ってこんな感じで仮説と検証を繰り返して進んでいくんだな~」とあらためて科学的思考の大切さを学んだ1冊になりました

さらに、本の前半では太平洋の南の海の深海にいるウナギがなぜ大西洋やアフリカにまで分布を広げているのかの謎について、大陸移動説に関連しての説があるので、こちらもおもしろいです

これまでの日本人とウナギの関わりを知って。これからの日本人とウナギのかかわり方とは?「結局、ウナギは食べていいのか問題」 海部健三著


ニホンウナギの資源管理について、過去現在を知り、未来を考えたい人へお役に立てる本かと思います

ニホンウナギってだんだん獲れなくなってて、数が減っているって言われているけど実際どうなの?

そんな疑問へデータと科学的根拠に基づいて、現状はどうなっているのか?これからどうしたらいいのか?を読み手が考えるための情報を得ることができる本だと思います

デメリット:どちらかといえば資源保護寄りの考えになっている印象。現状のデータとファクトから検証すると必然的にそちら側の印象になってしまうような結論なのかと思います。

メリット:ウナギ養殖は以前から密漁や密輸、緩すぎる法規制によってコントロールできていないシラスウナギの資源管理など、ブラックな部分があるといわれてまして。これまで経済優先で資源コントロールを後回しにしてきた日本の経緯がデータを根拠にして知ることができます。ニホンウナギをこれから増やすにはどうしたらいいのか?科学的根拠のないまま続けている放流や生息環境整備など、問題点満載の日本の現状がわかります。さらに、個人とニホンウナギとの関わりかたについても考えさせられる1冊になっています

世界的に人口が増えて、天然資源の枯渇が言われるようになった昨今。資源管理の視点からニホンウナギに興味のある方へこの本は役に立つ情報があると思います

以上、私からおすすめのウナギに特化した本3選でした。うなぎのかば焼きを食べているとき、となりでこの本のウンチクを語ったらどんなにめんどくさい人って思われるでしょうかね~

いまウナギはトレンドです!間違いありません!昨今すばらしい進歩を果たしたウナギの科学的知識を享受しながら、極上のうなぎかば焼きを楽しんでください

それじゃ、また

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♪うれしい、楽しい、よかった、ありがとう、しあわせだ~

よし、いいぞ!大丈夫だ!今日もいくぞ!


私を知って、あたなを知って、いい運気に乗っていこう

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