熱帯魚が登場する小説を読みたい人へ【パイロットフィッシュ】

アクアカルチャー関連本

こんにちは、エッゲルです

普段読む本のジャンルは、自己啓発や水産関連の本が圧倒的に多いです。小説を読むことは滅多にありませんが、アクアリウムが関連する小説であれば、興味がグンとあがります(笑)

アクアリウムを題材にした小説があったらおもしろいのにな~

って思いますが、わたしの価値観を共有できる人はごく一部かもしれませんね

「パイロットフィッシュ」は熱帯魚が登場する数少ない小説のひとつです。大人の恋愛系小説です。清涼なアクアリウムと恋のおはなし

大崎善生著:パイロットフィッシュ


2001年刊行。アクアリウムの情報はなかなか掘っていまして

生物ろ過のアンモニア、亜硝酸、硝酸塩、ニトロソモナス、ニトロバクターなんてワードがでてきますし

水草の働きと窒素の循環に関する言葉も出てきます

これはアクアリストならおもしろいですね

設定がおもしろい:アダルト雑誌編集部に勤める主人公

アダルト雑誌編集部に勤める主人公。勤め先は、大学生の頃に当時の恋人が探してくれた

主人公のもとへ19年ぶりに元恋人から一本の電話がかかってきます。その後、元恋人との過去の恋の記憶と現在を往復しながら物語は進行していきます

ところどころに登場する主人公の自宅のアクアリウム。その手入れされた水槽のクリアな感じと過去から現在までの登場人物の後悔や悲しみなどを対比や同化させることで一層の美しさと苦悩を浮き上がらせています

登場する熱帯魚

熱帯魚は具体的な名前まで出てきます


カージナルテトラ


アフリカンランプアイ


コリドラス

本の表紙になっているネオンテトラはいないね


さらに、ヤマトヌマエビ


さらにさらに、水草からリシア

リシアわかる~!2001年の本だものね、いまはキューバパールグラスやニューパールグラスだけれども、当時の全景といえばリシアだよね~!

リシアが光合成して出すO2いいよね~!

少しの後悔。愛しているけれどつながらなかった、ちょっと切ない現実

40歳を過ぎ、19年ぶりに再会した恋人との交流はちょっぴり切ないですね

互いに愛しているのは確かですけれど、別々の道をかなり進んできてしまった

今更、戻れない後悔

大崎氏の文章はとっても純粋で清涼感のある描写が感じられました

みなさんも一度読んでみては

それでは

ポジティブ言葉へ変換トレーニング

♪うれしい、楽しい、よかった、ありがとう、しあわせだ~

よし、いいぞ!大丈夫だ!今日もいくぞ!

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