こんにちは、エッゲルです
魚を見て楽しむ趣味は、世界中で嗜まれている。観賞魚といわれる世界
その世界には熱帯魚の王様と呼ばれる魚がいて、名前をディスカスという
ところが、このディスカスを凌ぐ絶大な人気を誇ると噂の魚がいる。名前はアジアアロワナ
アジアアロワナは熱帯魚を少し飼っている人は誰でも知っている高級魚。高級魚故、お金儲けを狙った闇ビジネスが存在するという噂がある
とあるアメリカ人のジャーナリストがそのアジアアロワナの闇ビジネスを書いた本があるんだよ。観賞魚取引の闇ビジネスに興味のある方はこの本読んでみたら?
著者の冒険書?「絶滅危惧種ビジネス エミリーボイト著」
私なりに総括すると
野生のアジアアロワナをあちこちのジャングル行って探しましたけど、人間がアロワナの住処をぶっ壊したり、たくさん獲り過ぎたから、ほとんどいなくなってまっせ!やっぱ野生がメッチャ最高でっせ!
っていうおはなし
危険な闇取引の世界の話かと期待していたら、
私が題名から期待したのは、どんな裏取引や裏ルートでどの国が関わってて、どんな流通になっているのかを深く切り込んだネタだったんだけど、著者の野生アロワナを探す冒険話が多くて期待はずれだったな
アジアアロワナの原産国のインドネシアやマレーシアでは養魚場があって、人工繁殖のアジアアロワナが大量に生産されているっていうのはわかった
現地ではプランテーションの開発によって多くの野生アジアアロワナの住処が破壊されているんだって
アジアアロワナに代表的な色の赤や金はアジア圏で縁起の良い色として人気があって、さらに姿が龍を彷彿させているので、中国では特に重宝されて高値で取引されるそうな。このへんの縁起物としての感覚は、珍しいものをコレクションしたい欲求からきている西欧人や北米人とは異なるらしい
ワシントン条約って科学的根拠に則ってるんじゃなかったの?
私はワシントン条約のリストにあがる魚ってのは科学的根拠に基づいて資源量が推量されて、専門家同士によって熟慮の末決定されていると思っていたのが、そうではなかった事実をこの本から知った。ショック!
科学的根拠よりも政治絡みだったんっすね!?現地の人へ聞き取りして、「すくねーなー」って言ってるからリストのせまーすって、そりゃないぜ
ブレハ氏はワシントン条約が保護した種を滅ぼす原因となるって?どうだろうね~
中学校の頃、アジアアロワナ見たいためだけに小一時間かけて上野動物園まで通っていた時間とお金を返してくれ~!
おお~これが、あのワシントン条約の対象になっている貴重なアジアアロワナか~~、フフフ
とか、その知識があることに優越感を持っていたあの時のオレの時間を返してくれ~!
ハイコブレハ氏登場!。さらに神畑重三氏登場氏
レジェンドが登場します!ディスカス知っている人なら知らない人はいないハイコブレハ氏。この本を読めばご本人の人柄の一部を垣間見ることができるので、ブレハ氏に興味のある方は読むのおすすめするよ
もう一人はなんと日本人。キョーリンで有名な神畑養魚の神畑重三氏。とはいえ、私はこの本を読むまで神畑重三氏がハイコブレハ氏と共通する冒険家であることを知らなかった
なんか、新種探しに現地へ行っている人だな~とうっすら記憶のある感じだったんですけど、かなりガチな探検家でした
ちなみに、神畑の社員さんが現地で誘拐されたおはなしなんてのも出てきたりして、スリルを感じるネタもあります
強烈な探求心と冒険心をあわせもつ著者の冒険満載
著者はもともと観賞魚に興味がないようだ。なので、彼女の書く観賞魚への表現は、観賞魚好きの人のなかには不快な思いをする人が出てくんじゃないかな。かなり辛辣なんで
彼女の錦鯉やアルビノアロワナ、スプーンヘッドのアロワナといった人間の美的感覚で作出された魚への言葉といったらもう
ボイト氏は改良品種の魚に価値を見出しておらず、これはブレハ氏も同じ思想の持主らしい
私は、人工繁殖させた魚たちが人に獲られてしまう野生の魚たちの代わりに一役買っていると思っているので、野生と改良種どちらにもいいところがあると考えている
あたらしく発見されたばかりのバティックアロワナの探検記もあるので興味のある人は必見!
それでは
ポジティプ言葉のトレーニング
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