勝手に大きく育ったワカメっこ

アクアカルチャーの仕事に使う資格

こんにちは、エッゲルです

東北の海水は、多くの生き物に恩恵を与える力があるようだ

私が仕事をしている生簀の周りには勝手に沢山の生き物が棲みついている

過去に紹介したムール貝、海鞘だったり

昨年の6月あたりから数カ月はマイワシの群れがイワシ玉を形成しながら生簀の周りを毎日グルグルと回遊していた。水族館で人気のあるイワシ玉の自然界リアルバージョンを楽しめていたのだ。ちなみに、一昨年は昨年ほどの大群を見かけなかったので、海の変化を肌で感じることができている

今の季節、ついこのあいだまでチョロっとしたサイズだったのが、あっという間に大きくなった生き物がある

先輩:これ美味しいから食べてみ~

と言われて、ありがたくいただいてみることにした。それは、海藻。ワカメである

食感がバツグンだったワカメ

ひと月くらい前だったろうか。大きさは10㎝程度だったワカメ。獲ったものは長さ90㎝近くになっていた

スーパーでワカメを買った記憶がないほど私との関わりがなかったけど、このワカメが好食感の食べ物に変身した

実は生息域があまり広くないワカメ

大学時代に水産植物学を受講した。日本人と海藻で関りが深いといえば、海苔、昆布、寒天が代表的な感じだろうか。ヒジキ、ワカメはその後を追うといった印象。これはあくまで私の独断と偏見である

ワカメを隆島史夫氏著の「水族育成論」を参考に調べてみる。こちらの本は水産増養殖の基礎から水産有用種別の解説まで書いてある。興味のある方は読んでみてほしい


ワカメは以外にも分布が狭く、日本および韓国、中国東北部などで固有の海藻らしい。生産されている90%以上が養殖物だそうだ

ということは、私が獲った天然物ワカメは10%以下のレアものということか

ワカメのような海藻は陸上の植物のような根、葉、茎の明確な区別がないと聞いたことがある。栄養の吸収は全身でするんだったような

ワカメが固定物にくっつくための仮根部を近くでパシャ

時化の時は大きなうねりが起こり、とんでもない水の力でかき回されるが、そんな環境でも体がもっていかれないように固定するため、こんなにもびっしりとなっているとは

栄養価は食物繊維とミネラルに期待

ネットでワカメの栄養素を調べてみた。期待できる栄養は食物繊維とミネラルのようだ

食物繊維はフコイダンやアルギン酸。ミネラルはカルシウムとカリウムが多く含まれているらしい

私が気を付けて摂っているタンパク質は期待できそうにない。カロリーも低めだから、ヘルシーな食事をしつつ、食感も楽しめる食材と考えてよさそうだ

味噌汁とワカメ炒めをつくって食べてみた

テレビでみたことがある、湯に通すと鮮やかな色に変わるのをやってみたかった!

人生初、ワカメの湯通し。しかも天然物のワカメ全体をだ

キレイなグリーンになった!

めかぶもいろが変わるのか?

変わった!

接近して撮るとなおキレイにみえる

ワカメの味噌汁。とてもメジャーな食べ方をしたが、やっぱり美味しかった!

それと、ワカメを炒めて食べるのもいい

  • ワカメを好みの大きさにカット
  • フライパンにごま油を敷いてワカメを炒める
  • 塩こしょうを振り
  • 醤油をまわして
  • 白ごまがあればパラパラと

これだけで完成!

酒のおつまみにも最高かもしれない

私からおすすめする宮城の海藻は海苔だけじゃなくなった。ワカメも是非食べてみてほしい

それでは

ポジティブ言葉へ変換トレーニング

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