結局、ウナギは食べていいのか問題

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こんにちは、エッゲルです

毎月ウナギの蒲焼きを食べることが楽しみになっています

しかし、11月はなんだか食べたい気分になりませんでしたので食べませんでした

12月は楽しみを後半にとっておこうと思い、気が付けば年末

ウナギを食べたい気持ちをそろそろ開放したいと思います

ウナギの蒲焼きってかなりのお値段しますよね

将来は値段が下がるんでしょうか?

値段が下がるにはウナギがたくさんいなければなりません

そのためには、ウナギがどれくらいいるのか知っていればいいですね

そんなウナギの現状を知りたい人は、海部健三著の「結局、ウナギはたべていいのか問題」が役に立つかもしれません


海部氏は中央大学でウナギの研究をされているそうです

ウナギの保全の研究をされており、IUCNでウナギ属魚類専門家グループに所属しているとのこと

ニホンウナギはIUCN(国際自然保護連合)により絶滅危惧種リストに載っているのをご存じでしょうか

本の内容は、データを引用したウナギの現状の説明とウナギの持続的な利用に必要な資源管理の考え方の紹介がメイン

現在取り組んでいる資源管理対策についてネガティブな情報が多くて

このままじゃ、というかすでにニホンウナギはかなりやばい

と強く感じさせる情報が満載でした

それでも、将来を考えたらとってもためになる内容です

私が読んでショッキングだった内容を以下に紹介します

放流の効果あるの?

ちょくちょくメディアで漁協が資源保護のために放流しているニュースをみかけますけど

この著書によれば、放流による効果は科学的に証明されていないそうです

素人目線の私は

資源保護活動も盛んになってきているんだなー

なんて無知でいいかげんなことを思っていましたが

放流はむしろ、放流したウナギによる感染症の蔓延のリスクが考えられる

さらに、養殖業者の選別で成長の悪かった個体が放流されているので、遺伝レベルで生態系へ悪影響を与える可能性が考えられるそうです

現状は安易な放流を控えることが推奨されるようです

スーパーで売っているウナギには違法に流通したウナギが混じっている?

養殖ウナギは採捕したシラスウナギから国への採捕量の報告義務があるらしいのですが

その報告量よりはるかに多いシラスウナギが池入れされている現状があるそうです

2015年のデータによれば、報告された採捕量の2倍以上のシラスウナギが池入れされているとのこと

ということは、流通している半分以上のウナギが違法で流通している!?

2015年ってつい最近じゃないですか

ということは、私はかなりの高確率で違法流通のウナギを食べている

ショックです

消費者として適切な行動は?

昨今は食の安全性でトレースアビリティー

資源の持続可能性でSDGS

なんて言葉が聞かれるようになっています

こちらの本にも流通過程が明確になっているウナギを選んだ方がいいとの意見がありました

人間の消費が自然のウナギの再生産性の内側で維持されるよう、これからの消費者は知見を広げる必要があると感じさせられました

それでは

ポジティブ言葉へ変換トレーニング

♪うれしい、楽しい、よかった、ありがとう、しあわせだ~

よし、いいぞ!大丈夫だ!今日もいくぞ!

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